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制作物⑶

​色が変わるお茶

訪問時、里親さんはあるエピソードを伝えてくれました。それは「重要なことは点滴のように伝えていく」という話。

里子がある日「本当のお母さん(生みの親)に会いたい」と言ったそう。ですがこの時、生みの親はその後再婚し子どももいたため、なかなか会うことが難しい状態でした。

全ての事実をいきなり伝えると受け取る子どもが驚いてしまうかもしれない。そのため里親さんは事実を「点滴のように、少しずつ伝えた」と表現していました。「お母さんは再婚しているんだって」「再婚して、今は子どもも生まれて一緒に暮らしているんだよ」「子どももいるから、今は会うのは難しいかもしれないね」といったように、少しずつ点滴のように伝えていくことで、子どもが事実を受け止められるようにと考えたそう。

「重要なことは点滴のように伝えていく」この話を聞いて、私たちはきっと誰しも変化を体に少しずつ取り込んでいくのではないかと考えました。そして「変化を取り入れる」ことを、お茶を飲むという行為に置き換えたのです。

私たちはお茶の色の変化と、自分の気持ちの変化を連動しているかもしれないともとらえています。

 

今回は制作物⑴の演劇ワークショップのプログラムの中に、色が変わるお茶を飲みながら、参加者の方に気持ちの変化を考えてもらう時間を設定しています。詳細はこちらのページをご覧ください。

色が変わるお茶について説明している下記スライドは、こちらからダウンロードしてください。

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